笑顔もAIが採点! AI(人工知能)の笑顔トレーニングアプリ、リクルートが導入

AI(人工知能)を使って、笑顔チェック。そんな時代なんでしょうか。

リクルート系の人材派遣会社、リクルートスタッフィングが派遣スタッフの研修向けに、笑顔トレーニングシステムを導入したそうです。スマホに向かってニッコリ微笑むと、点数表示されるとか。カラオケの採点システムみたいな感じ。日本人は他人に採点されるが好きみたいです。

AI(人工知能)と笑顔がどう関係しているのか、ちょっと見ていきましょう。こんにちは、元オタク少年のshigeです。



AI(人工知能)はどうやって、人の笑顔を採点するのか?

AI(人工知能)は、人の笑顔がいいかどうかなんて、直接はわかりません。そもそも、現在のAI(人工知能)は意味を理解しない。笑顔も怒った顔も、種類が違うだけ。何を意味しているか、表情を理解しているわけではありません。

では、どうやって、笑顔や表情を採点しているのでしょうか?

開発したのは、株式会社シーエーシー(CAC)とリクルートスタッフィングの共同開発

元になったソフトは、CACが元々開発していた、表情トレーニングアプリ「心sensor for Training」。このソフトを元に、リクルート系の人材派遣会社、リクルートスタッフィングと共同開発。

まあ、CACが開発側。リクルートスタッフィングが発注側ですね。派遣スタッフの笑顔トレーニング、研修が目的です。



CACの「心sensor for Training」でできること

米Affectiva, Inc.の技術を使っていて、大量の表情データを蓄積しています。大量に集めた表情の画像を使って、どの表情に近いかを判別することができます。大量にデータを集めて分析しているところが強みですね。

・米Affectiva, Inc.の感情認識AI「Affdex(アフデックス)」を使用
・世界87ヵ国以上、830万件以上の表情データを収集・蓄積
・ディープラーニング技術を取り入れている

・34ヶ所の顔の動きから、感情、表情、好感度、などを数値評価

出展:株式会社リクルートスタッフィング プレスリリースより
https://www.r-staffing.co.jp/corporate/news/2019/102801.html



AI(人工知能)が、顔の表情筋の動きを解析

笑顔も、悲しい顔も、顔の表情筋が動くことでつくられます。表情って、筋肉の動き。そう言ってしまうと、身もふたもないですが、科学的には筋肉が動いた結果ということになります。

さらに、AI(人工知能)が直接、笑顔の良し悪しを判断できるわけではないです。AI(人工知能)にできるのは、表情筋の動きを数値的に分析して、2つの表情がどのくらい似ているかを数値で示すこと。

人間が見ていいと思う笑顔の要素を指標にして、みんながいいと思う笑顔に高得点がつくように調整します。

たぶん、このあたりは好みが出るので、発注側のリクルートスタッフィングが最終的に判断して、微調整していると思います。結局、いい笑顔の基準って、絶対的なものではなくて、主観的。

作り笑顔と、自然な笑顔の差は、本当に微妙です。意識して笑顔をつくらないと、相手には届かないし、でもあまり意識しすぎると、作り笑顔になっちゃう。心の底から相手を想う気持ちと、テクニックで口角を上げる、両方の要素が必要。バランスが重要なんじゃないでしょうか。



なんでもカラオケみたいに点数をつけるのが好きな日本人!?

点数をつけられると、ついムキになって、点数を上げようとする。日本人は、カラオケで鍛えられていますから。自然に頑張っちゃいます。

採点でゲーム化、クセになるゲーミフィケーション

こういうシステムを導入するときに、気を付けたいのは、強制的ではなく、ゲーム的にやること。うまくいかなくても、みんなで笑っていられる雰囲気が大切ですよね。こんなのを強制されると、点数が低い人は落ち込んじゃいます。パワハラになっちゃいますから、気をつけましょう。

結果より日々、笑顔を意識することが重要ですから。点数が低くても、笑いながら続けられる職場風土にしたいものです。



動画で話している最中の笑顔を採点する、実践的な笑顔採点システム

「練習モード」で、自分の笑顔を数値でチェック。いい笑顔の状態をキープする練習もできるとか。

「採点モード」では画面に向かって話しかけているときの表情を採点。実践的ですね。静止画ではなく、動画で動いているところを採点されちゃいます。

自然な流れで、常に笑顔を意識することがきそうです。定期的に使うことで、習慣化。面白い取り組みです。




こんなところにもAI(人工知能)が入り込んでいるんですね。ますます身近になってきました。

ではでは