こんにちは。元オタク少年のshigeです! 夏休みも残り僅か!
今日は自由研究の宿題が残っているのに、どうしよう! という人必見のネタ
1日でできる自由研究シリーズ、「街頭インタビュー」のご紹介です。
■ 社会の関心は、モノから人の心理へ
モノや自然を観察するのもいいのだけど、社会の関心は、モノから人へ、さらに人の行動から人の心理へ、移っています。
テレビや音楽、ファッションの流行も、人の心理が影響しています。
SNSで「いいね!」がつくか、バズるかどうかも、人の心理。
周りにいる人たちが、どういう気持ちでいるかは、これからの社会を考える上で、とても重要な要素なのです。
人の気持ちがわかるようになれば、将来安泰。わからないから聞く、というスタンスもこれからの世の中を生きていく重要なカギだと思います。子どもたちが本当の生きる力を身に付けるためにも、インタビューはオススメです!
なんだか、大きなテーマになってきました。そんなに大げさに考えなくてもいいので、気軽に行きましょう~! ww
■ AIに代替されない、課題を自分で設定する力
インタビューするには、まず自分でテーマを決める必要があります。
何について質問するか。その目的はなにか?
つまり、課題設定能力が要求されるわけです。
今、AIが人間の仕事を奪っていく、という話題が騒がれていますが、AIには課題設定能力が決定的にありません。今のところ、人間が目的や目標(ゴール)、さらにルールを設定しないかぎり、AIは考えたり、答えを出すことができないのです。
「これについて、周りの人はどう思っているのかな?」
と想像を巡らせることは、AIにはできない高度な思考力です。
子どもが自分でテーマを決めて、どういう質問を考えるか、考えるだけでもワクワクしますね。
■ インタビューの第一歩、知らない人への声の掛け方
では、いよいよインタビューに出かけます。
でも、最初にどうやって、知らない人に話しかけたらいいのでしょうか?
話しかける冒頭で、インタビューの目的や背景を簡単に説明しましょう。10秒くらいで説明できるといいです。あまり長いと、聞き終わる前に去っていっちゃいますから。説明するときに、重要なのは、相手の目を見ながら話すこと。気持ちを込めて、話せば、忙しい大人もきっと立ち止まってくれますよ。テーマをA4用紙のボードに大きく書いて、看板みたいに見せながら声掛けすると、より効果的ですね。
質問も端的に。10秒くらいで、質問しましょう。ここまでは、家で練習してもいいですね。
返ってきた答えは、できるだけじっくり聞くようにしてください。途中で話を遮らず、うなづきながら、「へぇ~」「なるなど」「そうなんですね」などと共感する言葉を返します。子どもに見つめられながら、「へぇ~」と言われると、話す人は気持ち良くなって、どんどん話してくれます。
話が長すぎるときは、相手が息継ぎした瞬間を狙って、次の質問を出すか、「ありがとうございました!」と言えば、大丈夫です。
1分でも話してくれれば大成功。長くても5分くらいで切り上げて、次の人にインタビューしてみましょう。
1時間で5人くらい聞ければ十分。うまくいけば、10人以上に聞けるかもしれません。疲れてきたら、早めに切り上げて、レポートづくりに入りましょう。
■ 例えば、「エスカレーターに止まって乗る」問題
そうは言っても、どんなテーマがいいのかな?
という方には、エスカレーターの乗り方について考えるのはどうでしょうか?
エスカレーターに「止まって乗る」 vs. 「歩く人のために、片側を空けて乗る」は、今ホットな話題です。
【参考】NHK「未来スイッチ」 エスカレーター止まって乗ろう、安全・安心な社会へ(2019年8月29日放送)
https://future-fan.com/mirai_switch_escalator-445
駅やショッピング施設の外にあるエスカレーターなど、人通りが多いエスカレーターで観察しながら、歩いている人、止まって乗る人を、カウントしながら、降りてきた人にインタビュー。どうして「歩いたのか?」「止まって乗ったのか?」素直に聞いてみましょう。
歩いている人には、止まって乗る人をどう思うか?
止まって乗る人には、歩いている人をどう思うか?
相互の立場について、意見を聞くと、意見がより立体的に見えてきます。
質問は2、3個用意しておくといいですね。1つの答えに対して、さらに質問する、深掘り質問ができれば、より本音を引き出すことができます。
エスカレーターの乗り方は、あくまで一例です。世の中で話題になっていること、ちょっと考えたこと、何でもテーマになります。
■ お店の外でインタビューを
お店の中でインタビューすると、お店の邪魔になるかもしれないので、できればお店の外でインタビューしましょう。
お店の中で写真を撮るときも、お店の人に許可をもらってからにしてください。お店によっては、写真NGということもあります。いつも見ているお店だから、大丈夫だろうと思っても、お店の人は色々事情があるかもしれません。勝手に写真を撮ると、場合によっては営業妨害とみなされることもありえます。一言、ことわっておけば安心ですね。
商店街なら、お店から出てきたところをインタビューすれば、大丈夫です。
■ カメラとノートを忘れずに
インタビューするときは、カメラを持って行きましょう。その場の風景や、可能であれば、インタビューに応じてくれた人の写真を撮っておくと、バッチリ。レポートが映えます。
ノートは、インタビューした内容をメモしておくのに必要です
カメラとノートさえあれば、どこでもインタビューできる。と思えば、気軽に始められますよね。
■ 一人で大丈夫? 親はついていく?
子ども一人で街頭インタビューさせるのは危なくないか? 親はついていくべきか?
ここは、親の判断ですね。歩いて行ける距離で、昼間で人通りが多い場所なら、一人でも大丈夫だと思います。
親がついていくと、どうしても親の方を見てしまい、少し困っただけで親の助けを求めてしまいがち。そこをどう考えるかは、親次第です。
子どもが一人で行く、というのなら、任せても大丈夫でしょう。ワクワクする旅になりそうです。
いかがでしたでしょうか?
自由研究に「街頭インタビュー」
あまり他の人がやっていない方法で、簡単にできます。
ではでは。