わかる、わからない? 量子コンピューターって何?(NHK 又吉直樹のヘウレーカ!2019年11月6日放送)

又吉さんが、最難関の量子コンピューターの世界に挑みます。又吉さん、わかるのか、わからないのか?

そもそも、量子コンピュータと従来型のコンピュータを比較するから、わかりにくい。原理も用途も全く別のものなので、比較しない方がよさそう。じゃあ、あれは何なんですか?という疑問も出て来るけど。

人間にできなかったことが、できるようになる謎の箱。可能性は色々広がっているんだけど、実は、まだ使い方も、よくわかっていないんですよね。

そんな不思議な量子の世界へ。又吉さんと一緒に、頭抱えながら見ていきましょう。こんばんは、元オタク少年のshigeです。

又吉直樹のヘウレーカ! 「世界最速!?量子コンピューターって何?」
NHKEテレ1 2019年11月6日 午後10時00分~ 午後10時45分
ほんの一瞬で超難題に答えてしまう「量子コンピューター」。とんでもない計算速度ゆえNASAとグーグルが共同購入したという。開発の鍵となったのは目には見えない、ミクロの世界に存在する「量子」だ。私たちの常識を超えた、摩訶不思議な動きを見せる量子は、その謎ゆえ世界中の研究者たちをひきつけてやまない。番組史上最も難解!とスタッフが天を仰いだ「量子力学」の世界。又吉の妄想はひたすら膨らみ続ける…。

【司会】又吉直樹
【解説】東北大学大学院 准教授…大関真之
【語り】吉村崇
https://www4.nhk.or.jp/heureka/



解説してくれるのは、東北大学大学院 准教授 大関真之さん

東北大学で、量子アニーリングという方式の応用研究をされています。D-Wave社の量子コンピュータを導入しちゃったり、それを使って、新しい利用方法を企業や大学を巻き込みながら、研究している日本の先端研究者ですね。AIベンチャーのABEJAの技術顧問に就任したり。凄い活躍です!

RPGゲームがお好きとは。なかなか、いい味出してます。ゲームも最適解を出しちゃうんでしょうか。

こりゃ、期待しちゃいますね。

そもそも、量子ってなに?

こんな素朴な質問にも答えてくれるんでしょうか?

電子のスピン状態とか言って、煙に巻くのは、ダメですよ。素人にもわかるように説明してください!

よろしく~!

古典力学と量子力学の違い

先生の説明は、古典力学と量子力学の違いから始まります。

日常目にする物理的なルールを古典力学。ニュートン力学などがそうですね。理科とか物理の時間に習いました。shigeはこの分野が一番得意、他が全滅だっただけですけどね。

原子のサイズ、小さな小さな、ミクロの世界で働いている、物理的なルールが量子力学なんだそうです。ミクロの世界の実験には「光」を使います。光は「光子」という粒子、つぶつぶでできています。

え?光って、波じゃなかったっけ? と言う人はよく勉強してますね。さらに、大学では、光は波動であり、粒子でもある、というよくわからない説明になっていきます。

小さな2本スリット(切れ目)にレーザーポインターの光を通してみると、縞々模様が現れました。干渉縞ですね。ここで、光の波動性と粒子性を併せ持つという性質が、なぞなぞみたいに紹介されます。

光は、観測すると粒子、観測しないと波動、として見える(量子力学の世界)

光の粒が、スリットのどちらを通るか、観察していると、干渉縞はできない。観測しないと、さっきみたいに干渉縞ができる。

なんじゃそりゃ???

量子力学の世界は、大関先生でも難しい。よくわからないから、面白い!

大関先生も、その理由を完全にはわからない。よくわからないから、面白いと言い切ります。神様がつくった世界なので、全部わからないのは当然。そういうものなんでしょうか?

摩訶不思議な量子力学の世界。微妙な空気に、又吉さん、まったり。



天才高校生、近藤くん登場!

大関先生からバトンタッチして、量子力学の世界に魅了された天才高校生、近藤くんが登場!

この展開、shigeは着いて行けません。番組時間中に量子コンピューターにたどり着けるんでしょうか?

量子力学について、熱く語ります。そして、いよいよ、量子コンピューターへ。なんだったんでしょうか。このコーナーいらないのでは?

量子コンピュータとは

たぶんここでは、量子アニーリングマシンの特長が解説されるんでしょう。最適化問題に特化していると。そうすると、最適化問題がどんなもので、実生活のどんな場面で使えるか、なんて解説なんでしょうか。

もう少し、ワクワクする説明を期待しちゃいます!

ここでMac Book登場! なんで?

D-Waveの量子コンピューターに接続して使えるので、端末は何でもいいみたいです。

通常のコンピューターの1億倍速い!?

ここは、さらっと、1億倍と言い切ります。そんな比較、意味ないのに。テレビ向けの表現、台本通りでしょうか。

従来型のコンピューターは、全てのデータを「0」と「1」の数値で表現します。

量子コンピューターは、「0」「1」の両方の可能性をもった数値じゃないけど、数値みたいな(量子ビット)を使って、計算(計算じゃないんだけど)する。とだんだん、説明が怪しくなってきました。

「0」「1」の両方の可能性がある方が、計算速そう!? 又吉さん、なんとなく腑に落ちたと、つぶやいてます。本当か? テレビ向け演出では?? 絶対、理解できてないよね。

9か所を通る最短経路を求める、最適化問題。組み合わせは36万通り以上

又吉さんが最初に悩んでいた、ルート最適化問題。わずか9か所でも、最短経路を求めるのは、従来型コンピューターでは、大変とか。

量子コンピューターを使うと、一瞬で答えが求まる。まあ、結果だけ見ると、人間がやってもできそうな、当たり前な感じですけどね。

わかりやすさを優先したら、応用事例がつまんなくなっちゃいました。残念~!

量子コンピュータは何ができる?

できることと、できないこと。

まだ、用途開発の段階ですが。夢が膨らむ用途を示してほしいです!

量子コンピューターが得意な、組み合わせ最適化問題

工場の導線設計とか、配達員のルート設計など。典型的な得意技を出してきましたね。

又吉さんは、人との出会いと、恋人の選択問題に使いたい!

出会った人の中で、どの人と付き合うか、最適選択したいと。そんなに選択肢があるなんて、さすが又吉さん。shigeは一択でしたから、うらやましい限りです。

大関先生が注目しているのは、災害時の避難ルート設計

災害時に、橋などに人が集中する。他を通ればもっと沢山の人が通れるのに。みたいな問題に使えるのでは。と。これは、現実的な問題ですね。さらっと説明してましたが、番組ではこれが限界でしょうか。



量子コンピュータは何ができない?

絶対にできないこと、ってないかもしれないけど。得意でないこと、追求しないことも、あるんじゃないかと思います。例えば、単なる数値計算だったら、従来型のコンピュータでいいんじゃない。とか。

ここは、時間切れで、未紹介。欠点を紹介してもしょうがないか。

高校生に量子コンピューターを教える、大関先生

最後は、高校生に量子コンピューターの授業をしているところを紹介。高校生に理解できるのか、興味深々です。高校生、楽しそうです。

番組自体が、まったり。理解することより、不思議な世界! ってところで、終わってしまいました。結局、又吉さん、わかったんでしょうか? それは、謎なままです。

これで、日本の量子コンピューターの研究が前進できるのか、少々心配です。日本は量子コンピューターの領域で世界に遅れを取っていると言われてます。もっと研究予算を増やさないといけないのに。ちょっとアピール失敗かもしれません。

大関先生のキャラは、際立ってましたけどね。ますます、大関先生、引っ張りだこになりそうです。そこか、狙いは!?

ではでは~