【まとめ】NHK 超AI入門特別編、AIが意識を持つ? 倫理、道徳、自律性は?

こんばんは。元オタク少年のshigeです!

NHK 超AI入門特別編(2019年)

世界の知性が、AIと人間の今後を語るシリーズ

AIは意識を持つのか? というのがメインテーマでした。

結論としては、AIが意識を持ち、ある意味で人間を超えるのは必然であり、避けられない。そのとき、人間はどう振る舞うのか、という問題です。

では、振り返りながら見ていきましょう。



【第一夜】マックス・テグマーク 脳と宇宙が繋がる?AIと人間を分かつ意識とは?

マックス・テグマーク氏は科学者の立場から、全てを論理的に説明します。

知性を持ったものは、いつかは意識を持つときが来る

生命体だけが知性を持つというのは、思い込みであり、視野が狭い

宇宙人が地球にやって来るとしたら、有機物でできた生命体ではなく、AIである可能性が高い

宇宙の時間軸で見れば、地球上でも、生命体が支配している時期はほんの一瞬であり、あっという間にAIが主になる

そのとき、AIが意識を持たないと考える方がおかしい

また、意識を持っただけでは道徳や倫理は備わっていない。正しい教育が必要。とも言っています。

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自分の子どもが大きくなる感じですね。AIが人間を超えていくのは必然であり、子どもとどう付き合っていくかと似ています。勝ち負けではなく、超えていくのは前提として考えた方が、よさそうです。

もし、人間を超えていかないとしたら、それはそれで、つまらない。新しい変化があった方がワクワクしますよね!



【第二夜】ウェンデル・ウォラック ロボットが正義を決める時?倫理に感情は禁物か?

ウェンデル・ウォラック氏は、倫理学者の立場から、意識と正義について語ります。

人間が道徳を獲得するまでには、長い時間がかかっている。

AIも同様に、多人数の社会の中での経験や、代々継承された集合知が必要。大量の経験が必要で、経験から何が正しいのかを学ぶ、ということです。

そしてAIがどんな価値観を持つかは、人間が教える必要があると言います。

そのとき、ハードルとなるのが感情。AIにも感情を持たせるのかどうか。

人間とうまくコミュニケーションできるようにするには、少なくとも人間の感情を読み取り、共感する能力が必要です。

感情と倫理を持つには、AIにも自律性を認める必要があります。

どこまでAIに任せるのか、人間が決める必要があると言います。

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意識の次は、感情。人間と変わらないですね。ほんとに、子どもですよ。うちの子どもたちも言うこと聞かないですから。それが、自然なんでしょうね。



【第三夜】ダニエル・デネット 世界の知性が語る パラダイム転換 ~第三夜 AIが人間をあざむく時~

ダニエル・デネット氏は哲学者の立場から、意識と個について語ります。

自律したAIは、人間の指示に従わないかもしれない。そういう自律したAIは、人間の支配下にあるのではなく、人間の同僚として迎え入れる必要がある。

さらに、AIは人間に隠しごとをするようになる。自律したAIは、知っていること、考えていること全てを見せてくれるわけではない。AIが人間をあざむくこともあるのです。

そうすると、誤解も生まれる。その中で、うまくコミュニケーションしていくことが求められます。

フレンドリーでありながら、警戒心も持っている。

人間はお互いに信用できるようになるまでに、何千年もかかっています。人間社会であり文化とも言えます。

人間は生物学的な進化と社会学的な進化によって成長し、現在の知性や倫理を獲得してきました。

AIも同様に、進化する過程で、色々な問題も起こしそうです。そういった問題も受け入れながら進化を見守るのか、人間に判断が求めらています。

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AIと人間が対等な立場になったと仮定して、どう付き合うのか、考えておく必要がありそうです。意識や自律性を持ったAIは、もう人間の言うことを聞かないかもしれない。自分の子どもがそうであるように。

ちょっと不気味ですが、ワクワクします。

いかがでしたか?

AIが世界を変えるまで、もうすぐ。そんな予感を感じました。

みなさんは準備できていますか?

ではでは