知ってましたか? 2足歩行ロボットが凄い勢いで進化しています。
一時期話題になったホンダのASIMOくん。人間のようにかけっこしたり、ケンケンしたり、凄いなぁと関心していましたが。あれから数年。冗談で話していた、バク転ができるロボットも登場しています。映像で見ると、ビックリしますよ。
ということで、2019年版、最新技術の2足歩行ロボットをご紹介します。
こんにには、元オタク少年のshigeです。
バク転もできる、Boston Dynamics社の2足歩行ロボット「Atlas」が、マジでヤバい!
Boston Dynamics社のAtlasくん。マジでヤバいです。中に人間が入ってるんじゃないかと思うくらい(いや、あんなゴツゴツの筐体の中に入れないですけどね)。スムースな動きです。
CGでもないですよ。マジで動いてます。
ちなみに、ひょうきんポーズは、人間の入れ智恵です。まだロボットが自律的にユーモア表現することはありません。
新体操、前転からの倒立、1回転ひねりで、決めポーズ(Boston Dynamics社のAtlasくん)
実にスムース。新体操の演技もできそうです。
ジャンプで1mくらいもある台の上に飛び乗り、半回転ひねり、最後はバク転で飛び降りる(Boston Dynamics社のAtlasくん)
ジャンプして狭い台の上に飛び乗る。姿勢制御がめっちゃ難しいのに、難なくやってます。もしかしたら、何回も失敗しながら、成功テイクだけYoutubeに載せている可能性はありますが。まあ、そんなことを疑っちゃ、失礼ですよね。
最後はバク転で、決めポーズ!
凄いです。ついにやりました。ロボットがバク転なんて、夢のようです。
本当に流れるような美しい動き、素敵です。
走り込んで、丸太をジャンプで乗り越え、片足で50cm以上もある階段の段差を駆け上がる(Boston Dynamics社のAtlasくん)
Boston Dynamics社は日本のソフトバンク傘下で、潤沢な資金を使って進化中
一時期はGoogleの傘下にいましたが、2018年に日本のソフトバンクが買収。現在は日本資本の企業になっています。どんな使い方をするのか、興味深々です。
ソフトバンクと言えばPepper(ペッパー)くんが有名ですが、最近はいまひとつパッとしません。次なる野望は、Boston Dynamics社のプラットフォームを使って、新たな展開を仕掛けるのかもしれません。
工場での産業用ロボットとは求められるものが違う2足歩行ロボット。用途としては、配送業や家庭内を狙っている感じがします。家の中でバク転されたら、うるさくて迷惑ですけどね。あくまでも高い身体能力を持っているということで、色々な可能性が広がりそうです。
地味に頑張ってるAgility Robotics社の「Cassie」と「Digit」くん
こちらも米国の会社、Agility Robotics社はオレゴン州が開発拠点です。地味ですが、実用的な線を狙っている感じです。
悪路もへっちゃら、草むらを歩く(Agility Robotics社の「Cassie」くん)
なにげに、舗装されていないあぜ道を歩いていますが、実は人間でも難しいこと。小さい子どもだったら、転んでしまうかもしれません。転びそうになるところを、瞬時に察知して、前足を出すのが歩行の原理。とかなんとか、理屈はいいか。
色々な状況に対応できる、汎用性の高さをうかがい知ることができます。
前後左右、カニ歩き、段差もへっちゃら(Agility Robotics社の「Cassie」くん)
地味なルーティーン体操をこなす「Cassie」くん。段差を乗り越え、前後左右、カニ歩きも披露してくれます。
体操競技のルーティーンみたいですね。地味ですが、研究としては凄くレベルが高い。
実用一歩手前と言う感じです。
2本の腕で荷物運びもできる(Agility Robotics社の「Digit」くん)
Agility Robotics社の「Digit」くんは、ほぼ人間のように荷物運びもできる。2本足、2本の腕を持ちます。
見た目はいかにもロボットです。従順で、文句は言いません。24時間、頑張って働き続ける、けなげな「Digit」くんです。
もうこれは、完全に実用モデルですね。お値段次第かなぁ。
一家に一台、いかがですか?
いやぁ~、それにしてもバク転は凄かった。もう人間を超えている感じですね。
2050年には、ロボットがサッカーワールドカップの優勝チームと対戦することが目標とかいう話がありますが、もっと早く実現しそうです。基本的なことができるようになれば、パワーと正確さでは、異次元の強さを発揮しますからね。あっという間に人間を追い越しそうです。
日本からも、こんなロボットが登場することを期待しています。
ではでは。