「フジツボ」は海の雑草!? 夢の接着剤!!高級食材!! 今、「フジツボ」が静かなブームになっています。え~、そんなの聞いたことないって? 私も初めて知りました。 番組ではフジツボにぞっこんの、冨士うららさんが紹介していきます。
今日は、「フジツボ」のヒミツに迫ります。NHK サイエンスZEROからお伝えします!
こんばんは。元オタク少年のshigeです。
NHK サイエンスZERO
フジツボの科学!水の中でもピッタリくっつく驚異的な接着力の謎が解明され夢の接着材への道がひらけてきた。さらに“海のやっかいもの”が大変身、いまや高級食材に!?
▽夢の接着剤に!高級食材に!“地味すぎる生き物” 驚異の実力
(2019年10月20日放送)
【ゲスト】
海洋生物研究家 冨士うらら
八戸学院大学特任教授 鶴見浩一郎
製品評価技術基盤機構研究専門官 紙野圭
岩手生物工学研究センター主任研究員 山田秀俊
【司会】小島瑠璃子,森田洋平
【語り】川野剛稔
https://www4.nhk.or.jp/zero/
美しい「フジツボ」の世界に惚れ込んだ 海洋生物研究家 冨士うららさん
冨士うららさんは、「フジツボ」にぞっこん。世界に1000種類もあるんですって!
海の漁師さんにとっては、「フジツボ」はやっかいもの。雑草でしかないと、バッサリですが、うららさんにとっては、大切なパートナーです。ニコニコしながら、フジツボを紹介。
南米の「ピコロコ」というフジツボは体長30cmもある、巨大フジツボ
司会の小島瑠璃子さん、マジでイヤそう。泣きそうな顔してます。
ミネフジツボがいっぱい! と大興奮の冨士うららさん
ロケに出かけたうららさん。漁師さんといっしょに、フジツボ探し。大量のミネフジツボを見つけて大興奮。ミネフジツボは日本で最大サイズだとか。
いや~、凄いですね。このフジツボ愛。冨士うららさん、筋金入りです!
「フジツボ」の塩酒蒸しを考案 1kg 4000円の高級食材に大変身!?
日本料理長の浪内通さん。活きているんだから、食べられるだろうと、「フジツボ」を食材として利用することを考えた。マンガ美味しんぼにも、実名入りで登場しているとか。業界のパイオニアです。
メチャメチャ、ポジティブな発想ですね。普通は、えーって思うものを食べてみようと。ナマコを最初に食べた人みたいな、変人だったのかも。失礼。
ともかく、試行錯誤の末、たどり着いたのが、塩酒蒸し。食べて見ると、おいしい!
食べさせられる方も、ドキドキですよね。でも、おいしいんですって。私は遠慮しておきます。
スタジオで小島瑠璃子さんが試食。お味は「カニ」風味!?
意外においしい、という反応。よかったです。うぇって、なったらどうしようと思いました。
高級食材はウソではなかったんですね。疑って、すみません。
「フジツボ」を栄養面から研究する岩手生物工学研究センター主任研究員 山田秀俊さん
「フジツボ」にはDHAやEPAが含まれていることがわかりました。体や頭にいい、といわれる貴重な成分。おいしいだけじゃないんですね。
こりゃ、本当に「フジツボ」ブームが来るかも!?
「フジツボ」の養殖に乗り出した! 八戸学院大学特任教授 鶴見浩一郎さん
以前は「フジツボ」対策に取り組んでいた鶴見さん。船に「フジツボ」が付かないように、特殊な塗料を開発していた。あるとき、漁師さんの噂を聞いて食べて見たら、うまい!「フジツボ」の養殖に乗り出します。
プラスチック版の狙った位置に「フジツボ」が付着して成長するようにした。これで、1粒1粒独立して成長できるので、高級食材として利用できる。プラスチック版は「フジツボ」が剥がれやすいので、収穫も簡単。
いや~、よく考えました。それまで、フジツボ対策をしていた経験が生きていますね。人生にムダなことは一つもない。そんな感じです。
「フジツボ」がくっつく粘着力を活用して、新しい接着剤を開発! 製品評価技術基盤機構研究専門官 紙野圭さん
色々研究して、「フジツボ」がピタッとくっつくメカニズムがわかってきました。5つのタンパク質を「フジツボ」が出していて、この5つがチームプレイすることで、強力な粘着力を生み出していました。
5つのタンパク質のうち、3つまでは微生物をつかって合成することに成功。残り2つは別のタンパク質で代用するなど、実用化に向けた研究を進めているそうです。
メカニズムがわかれば、あとは、どうにかして実現できそうです。コツコツと積み上げる、研究者の執念を感じます。
接着剤として成功すれば、医療でも活用できそう。水の中で強力に固まるので、歯の治療や手術のときの接着にも応用できるとか。
スゴイ。夢がひろがります。絶対儲かります! あ、この番組は、がっちりマンデーじゃなかった。サイエンスZEROです。でも、将来的にはお金になる研究の方が加速できますよね。研究者が稼ぐことを考えてもいいんです!
チャールズダーウィンは進化論を発表する前、8年間も「フジツボ」の研究をしていた
ダーウィンが書いた研究書は、160年以上たった今も「フジツボ」のバイブルとして参照されているそうです。
ダーウィンの先見の明はスゴイですね。元祖、フジツボ愛です。今も昔も、フジツボを愛する人がいるなんて、素敵です。
いかがでしたでしょうか。いや~、「フジツボ」の世界、深いですね。
小島瑠璃子さん、コメントを求められ「興味、最高潮です!」と答えてますが、ちょっとセリフ棒読み。心動いてないみたい。微妙ですよね。最後は「愛してます」とムリヤリ。さすが空気を読んで、明るく締めてくれました。
魅力に満ち溢れる「フジツボ」の世界。ガッチリお金の匂いもしてきました。面白そうですよ。
ではでは~!