NHK 人間ってナンだ?超AI入門
2019年5月23日放送分より
AI(人工知能)の進化、事例から、人間って何なのか?深掘りする番組です。
今回のテーマは
AI × 診療
医師は、色々とやることが多いので、少しでもAIが手助けしてくれれば、本当に助かるそうです。
ガン検診の最先端事例(内視鏡検査)
AIによって、早期ガンの病変を見つけることをサポートしてくれます。
内視鏡の画像を見ているときに、リアルタイムで、疑わしい部分にマークを出して、お医者さんに知らせてくれます。
ディープラーニングという、人間の脳に似た構造のAI(人工知能)を活用しています。
この例では、まず、AI(人工知能)に正しい判断例を教え込みます。専門医が、検査画像を見ながら、ガンの部分にマークをつけていきます。その数、1日300枚! 画像を見ては、ガン部分をマウスで囲みます。結構疲れそうな作業です。
これを元にAI(人工知能)は、ガンであるかどうかを判断できるようになります。
ちなみに、教え込むデータを「教師データ」と呼びます。
ただ、AI(人工知能)が完璧に判断できるわけではありません。
なんで、これ発見できないの?
とイラっと来ることも、まだまだ多いと言います。
子どもに、なんで出来ないの!!(イラっ)と怒っているお母さんと同じですね。子育てみたいに、時間をかけて、繰り返し、膨大な正解パターンを教えていく必要があります。大変ですが、ひとたび、きちんと学習してしまえば、親や教師は何もしなくても自分より正確で早く判断できるようになる筈です。そのときまで、コツコツと教えていく。夢のある話ですね。
AIによる認知症の早期発見サポート
紹介されているのは、医師との問診のときの会話記録(話す内容)から、認知症の可能性を判断するシステムです。
認知症の可能性のある人は、
- あれ、それ、など指示代名詞が増える
- 同じ内容を反復する
- 話題の広がりが少ない
などの特徴があるそうです。
これらの話し方の特徴を、会話の中から抽出して、認知症の可能性を判定します。
医師との会話は普通にやることなので、患者さんの負担は少なく、ちょっとした予兆を捉えられるので医師の負担軽減に役立ちそうです。ただし、まだ医療の現場で使うには、誤認識などのリスクがあり、慎重に検討されている段階。もう少し、技術の進化が必要なようです。
それにしても、あれ、それ、なんて、つい言ってしまいますし。話題の広がりが少ないのは、私も同じ。もしかして、私。。。 イヤイヤ。たんなるオタクですよ。はい。
特徴的なパターンさえあれば、AIで判断できるかもしれない
色々な場面でAIは活用できそうです。ポイントは、特徴的なパターンがあるかどうか。人間が見て、すぐに判断できるようなものは、AIでもできそうです。今までは、長年の経験や、様々な情報を使って判断するので、とてもムリと思われていたことも、ディープラーニングという技術を使うことによって、できるようになっています。
単純作業と複雑な作業、その線引きは、ますます曖昧になっていきます。
医療の現場で活躍するAI(人工知能)、期待しちゃいますね!
ではでは。