今、AI人材が不足しています。理系、文系とわず、AI人材と名乗れれば、それだけで年収1000万円も夢ではありません。今やAIは、転職、年収アップにつながる、汎用性の高いスキルと言えます。政府も乗り出すAI人材不足への対策を見ていきましょう。
■ 政府のAI人材育成計画「AI Quest」、2025年までに年間25万人を育てる
政府は「統合イノベーション戦略」を閣議決定。
AI人材育成計画「AI Quest」を含む
大学では、文系・理系に関わらず、全ての大学生がAI教育を受けられるようにする。さらに、社会人向けの専門課程も設置する方針。
累計ではなく、毎年25万人を育てるってとこと。ものすごく高い目標。理系の大学だけでは、とても無理ですね。学生全員を対象に、と言ってもそもそもマジメに勉強する学生がそんなにいるのか、ギモンです。
■ DeNA・メルカリ・ABEJAが求めるAI人材とは? 「課題設定力」と「課題解決力」
3社の合同イベント「AI人材トークイベント」が開催
機械学習やデータサイエンスなどの専門性に加えて、ビジネス課題を俯瞰して捉え、適切な課題設定ができるような、多様な能力が求められます。そもそも、目指すゴールはどこなのか、なぜそこを目指すのか、課題を与えられるのではなく、自ら設定する能力が重要なのです。
そして、課題解決力も大切。解決の道筋が分かっていれば、作業分担してやればいいだけですが、そもそも解決の方法があるのかどうかすらわからない。トレードオフ条件のバランスを取ることも必要になるかもしれません。また、ベストな解がない場合は、ベターな解を複数挙げて比較評価することも必要です。
技術力に加え、ビジネスセンス(課題設定力+課題解決力)が要求されます。
チームワークも重要で、一人の突出した能力より、チームで協力しあうスタイル。さらに複雑なプロジェクトで確実にゴールに導く、プロジェクトマネジメントの能力も求められます。
従来から求められていたビジネススキルに加えて、AIの知識や応用力が求められるということですね。技術オタクじゃ、やっぱりダメなんです。ビジネスパーソンとしての基本がやはり必要です。
■ 今やAI人材バブル、年収1億円もあり!?
現在でも、最先端のエンジニアや研究者の能力を持つ即戦力に対して、新卒採用で年収1000万円以上の高額報酬を用意する企業が増えています。
NTTはスター研究者に年1億円の報酬を出すと発表して話題になっています。米国では当たり前になっている人材獲得合戦。年収数億円という例もあります。日本もその流れに追いつこうということです。
こういった高額報酬は全体から見れば、ほんの一部。でも、こうやって発表するだけで、ニュースになり、広告宣伝費としても十分投資対効果がありそうです。世間から注目されることで、いい人材が集まって来る。
■ AI人材になるには? 文系でも大丈夫? 理系+文系の新発想!
今、小学生なら、数学の勉強に力を入れるのもいいでしょう。
でも、大学生になってから数学を始めようとしても、なかなか興味が持てません。自分の得意領域を伸ばしながら、図解してみる。情報を整理して話したり、理系の人と議論すると、自然と数学的な発想が理解できるようになります。
文系の人におすすめしたいのは、理系の人と会話すること。さらに仕事上で関わる機会があれば、対話、議論してみること。対話とは、相手の言っていることを理解する。こちらの考えていることを、きちんと伝える。相互理解が対話です。
さらに議論するには、論点と差異を明確にする必要があります。このあたりまで来ると、かなり数学っぽい思考になっている。理系人間と対等に議論できるようになれば、あなたも立派なAI人材と名乗れるでしょう。
つまり、AIの中身はわからなくても、AIにできること、AIにどんなデータを入力すれば、どんな結果(出力)が得られるか、想像できればOKです。
俯瞰して、AIを捉えられる人こそ、本当のAI人材と言えるでしょう。
いかがでしょうか?
今後ますます、AIは幅広い業界で使われるようになります。
あなたも、AI人材になって高収入を目指してみませんか?
まずは、自分から「AIできます!」と宣言するところから、始めてはいかがでしょうか。
ではでは。