AIを彼女にする。そんなトレンドのお話です。CG女子高生SAYAの作者が、その情熱と愛について語ります。
もう不気味なんて言わせない。挑戦のストーリーをみていきましょう。
こんにちは、元オタク少年のshigeです。
地球リアル「不気味の谷をアイで越える」
2019年10月15日(火) 午後10:40~午後10:50
NHK [BS1]番組内容:
多くの若者を魅了する女子高生SAYA。実はアーティスト夫婦TELYUKAが生み出したCGキャラクターだ。10万本の髪の毛や肌の質感など、無数のレイヤーを重ねる作業はひとつひとつ手作業で行われた。その原動力は「愛」。子どものいない石川夫妻にとってSAYAはいつしか単なるキャラクターを越えた実の娘のようになっていたのだ。SAYAは今、CGと人間の壁を超えようとしている!
女子高生SAYAのプロフィール
2015年生まれ
最初はTwitterで公開。またたくまに、話題に。
Youtubeは2017年から
アイドルオーディションに応募したら最終予選を通過した。CGとしては初のこと。面接オーディションには、生みの親TELYUKAが参加。もう、親の気分だったとか。
アイドルとして認められた。チャレンジしたのも凄いけど、親としての責任も感じちゃうよね~
両親はアーティスト夫婦TELYUKA
もうライフワークみたいになってます。はじめは興味本位だったけど、だんだん感情移入してきて、愛情が強すぎると冷静に見れないみたいな。Sayaとの距離感を保ちながら、大切に育てています。
2018年には、ドコモの案内ガールに抜擢
女子高生SAYAに注がれる「アイ」とは?
子どものいない石川夫妻
実の娘のように「愛」を注いでいる。
このリアリティーはありえないレベル。表情の裏には、両親の愛が見えます。
旦那さんが形状モデリング担当 スカルプティング(粘土細工みたい)
顔や体の形は、旦那さんが担当。粘土細工みたいに、積み上げていき、伸ばしたり、穴を開けたり。目や口も人間と同じような構造を詳細につくって積み上げていく。
構想から作り上げるのに4年以上かかっているとか。とっても、思い入れがあって、丁寧につくってる。いや、育ててるという方が近いな。とても仕事としては、ここまでできない。すごい、執念みたいなものを感じるよ。
奥さんが、表面のテクスチャー担当 皮膚とメイクで140レイヤーくらい
顔の皮膚やメイクは奥さんが担当。微妙な皮膚の透明感やメイクの感じを出すのに140レイヤーくらいつかっているとか。ホンモノのような質感は、こういう手の込んだ作業の結果なんだね。気が遠くなる。
(参考)Saya Project
http://www.sayaproject.com/
女子高生SAYAは、今後どこへ向かうのか?
もうCGだから、なんて言わせない。魂を吹き込まれた女子高生SAYAは、大学生になるのか?
たぶん、永遠の女子高生、17歳のままらしい。
もうすぐ、言葉をしゃべれるようになるよ
Sayaらしい喋り方って、どんなんだろう?
音声合成や、それに合わせた顔の表情。また、とんでもない作業量が待ってる。関係者も増えてるけど、みんなでSayaの未来に向かっている。
そして、不気味の谷を超える… たぶん
まだ、人間っぽいCGとか思われているうちは、不気味の谷を越えていないんだ。中途半端というか。十分かわいいけど、なにか不自然さがある。
そして、いつか、不気味の谷を超える。自然なSayaがそこにいる。もう人間なのかCGなのか、区別することに意味はない。女子高生Sayaとして生きている。
そんな夢を感じさせてくれる。面白いね。
アーティスト夫婦TELYUKAの手を離れて、自立して生きていくのか。行く末が楽しみです。
では、では~!