うどんのコシって何?(NHKチコちゃんに叱られる! 2019年11月1日放送)

うどんのコシって何? って、突然聞かれたら、あなたはどう答えますか? そんなの知らんわ!って言いたくなりますね。私だけか、そんな大人げないのは…

チコちゃん、やっぱりタダものでは無いです。ゲストの奥田民生さんなんか、全然興味なさそう。大丈夫ですかね、この番組。でも、つい見ちゃうんですよね。では、謎の質問「うどんのコシって何?」の深~い答えを見ていきましょう。

こんばんは。元オタク少年のshigeです。



チコちゃんに叱られる!「“うどんのコシって何?”“富士山のなぞ”ほか」

NHK総合1
2019年11月1日(金) 午後7時57分~ 午後8時42分
2019年11月2日(土) 午前8:15~午前9:00

【出演】岡村隆史, 【ゲスト】奥田民生,生駒里奈
【リポーター】塚原愛, 【声】木村祐一,【語り】森田美由紀




うどんのコシって何?

本当に、謎な質問です。

奥田民生さんの答えは「粘り気?」

まあ、そうですよね。弾力性とか、噛み切れない、抵抗感とか。なんなんですかね、独特の歯ごたえ。

力学的には抵抗特性ですよね。ヒステリシスカーブみたいな。あ、ちょっとマニアックな世界に入ってしまいました。すみません。

岡本さんは、つぶやくように「湯できれていない、んじゃない?」

なるほど。半生がコシにつながっていると。面白い着眼点ですが、でもそれだと、単なる手抜きじゃないですか。みんな必死になって、コシの強さを競ってるみたいだから、ちょっと変ですね。

あらあら、チコちゃん、様子が変です。

ついに、「ボーっと生きてんじゃね~よ!」と叱られてしまいました。 あらら…



チコちゃんの答えは「網の目」

またまた、謎な答えです。網の目って、なに?

うどんをゆでて、すくい上げるときに使う、網のこと??

うどんのコシの正体は、たんぱく質(グルテン)の「網の目」

ここで、山田教授登場です。

うどんのコシには、たんぱく質が関係している

うどんに、たんぱく質って、入ってましたっけ? 小麦粉をコネコネして、つくるんでしょ。小麦粉って、炭水化物では..

実は、小麦粉の中にも、たんぱく質が含まれているんだとか。あ~、植物性タンパク質か。小麦にも入ってるんだ。こりゃ、勉強になりました。

小麦粉に含まれるたんぱく質は2種類、グルテニン(弾力が強い)と、グリアジン(粘り気が強く、切れにくい)。それぞれ弾力に関係する性質を持っています。さらにこの2つのたんぱく質が混ざり合うことで、グルテンというたんぱく質になる。



あ~、なんか聞いたことある名前が出てきました。グルテンって、でんぷんの一種かと思っていたら、たんぱく質だったのか。これまた、勉強になります。でもすぐに、忘れちゃいそうだな。いかん、メモメモ。

グルテン(網の目状の構造) = グルテニン + グリアジン

グルテニンとグリアジンが混ざり合って、網の目状になったのが、グルテンというたんぱく質。グルテンの網の目状の構造が、うどんのコシの正体です。

網の目状だから、簡単には噛み切れないのか。でも、あるところまで噛む力を入れると、サクッと切れますよね。うどんによっては、ムニュっと切れる。単純に粘るだけじゃないところが、うどんのコシの特長。網の目の構造だけでは説明がつかないぞ! どうなってるんだ! とか、ケンカしている場合じゃないね。次行きましょう。

足で踏んだり、生地を寝かせることで、さらにコシが強くなる

うどんの生地をコネコネした後、足で踏む。あれにも意味があったんですね。圧力をかけることで、網の目の密度が増す。からまりが強くなって、コシも強くなると。




そういうことか。なんで、足で踏むんだろって、素朴な疑問でした。でも、なんで?と、聞いたことないな。疑問に思ってることを、素直に聞いてみる。チコちゃん、すごいよ。なんでも、疑問に思って、大人に聞いてみる。科学の子だな。でも、最後は自分で正解を答えちゃう。ちょっと意地悪、小悪魔かも。

生地を寝かせると、さらにコシが強くなる。ここは、説明なしか。なんで、寝かせると、網の目のからまりが強くなるんだ?たんぱく質同士が強くからみあって変質するのかな。ちょっと考えすぎ?

ともかく、麺打ちで、足で踏みつける、足踏み。強い力を加えることで、グルテンの網の目状の目が細かくなる。つまり、コシが強くなる、ということ。なんとなく、分かった気になってきた。もう、グダグダしないで、次行こう!

うどんの成分は、でんぷん90%、グルテン10%

でんぷんが炭水化物ね。90%もあるでんぷんは、ゆでる最中に溶けだす。グルテンは残るので、グルテン密度が増すのか。ゆで方でも、コシの強さは変わるとか。

あ~、ややこしい。元々のグルテンの状態や、足踏み、寝かせ、ゆで方、色々な要素で、うどんのコシってつくられるのね。どうするのが一番いいか、なんてわからなくなってきた。伝統製法のレシピで、バランスが重要ってことかな。

家庭で簡単にできる秘伝のレシピは、うどんをゆでるときに、梅干し2個入れる

1リットルの水に対して、梅干し2つ入れて、うどんを茹でる。お湯が酸性になって、でんぷんが溶け出しにくくなる。その結果、でんぷんとグルテンがからまって、うどんのコシが強くなるそうです。

そこまでして、コシを出したいか!?という問題ですね。梅干し結構高いし。奥田民生さんなんか、焼酎に入れるやつね。とか、完全におじさんの発想。そうそう、梅干しは、そのままいただきくくらいリスペクトの対象。それを、うどんをゆでる脇役として使うなんて、ちょっと許せません。ま、うどんが一番という方は、止めませんけどね。




うどんのコシ。たかが、コシ。されど、コシ。

深~い話でした。なんだっけ、あのたんぱく質の名前。もう忘れちゃった。ま、いいか!?

ではでは



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