ビジネスモデルの研究。出版不況と言われる昨今、出版で売上を急拡大する業態が登場しています。あのコンビニ大手のセブン・イレブンが、100均王者のダイソーが、オリジナル書籍で稼ぎまくっているというから、オドロキです。今日は、そんな新しい出版の世界を見ていきます。
こんばんは。元オタク少年のshigeです。
セブン・イレブンがオリジナル新書を10月から発売!
コンビニに文庫本が置かれるようになってから、もうずいぶんと経ちます。今までは普通の書店と同じ文庫本と同じだと思っていましたが、コンビニオリジナル書籍が徐々に出始めているようです。
私はあまりコンビニに寄らないので、気づきませんでした。そうなんだ~と言う感じ。
店舗数でも、セブンイレブン単体で、全国の書店数を抜いている!
いま全国の書店数は1万1446店
セブン・イレブンは2万1034店出典:現代ビジネス(業界騒然!セブン⁻イレブンで「オリジナル新書」がスタートする理由 2019.09.29)
もう、街中で本屋を探すのが難しくなってますからね。コンビニはどこにでもある感じ。
コンビニがこれ以上増えるのかどうか微妙ですが、書店数は確実に減っていくでしょうね。もうAmazonで買うしかないか、と思っていたら本はコンビニで買う時代なんですかね。
数字で見ても、歴然の差。こりゃ、まいった!
既にオリジナル書籍「カリスマの言葉」シリーズが、30点、累計215万部を突破!
オリジナル書籍として、「カリスマの言葉」シリーズを展開
創刊から3年半が経過
刊行点数30点、累計発行部数は215万部を突破出典:現代ビジネス(業界騒然!セブン⁻イレブンで「オリジナル新書」がスタートする理由 2019.09.29)
30点しか発行していないのに、215万部!? すごく効率のいいビジネス。その分、企画に、お金を掛けられそうです。クオリティーも上がり、さらに売れる、という好循環かな。
新たに新書シリーズが創刊、10月1日から3作品、初版各約6万部、各500円+税
セブン・イレブンの親書シリーズは、初版だけで各6万部、というからすごい規模感です。500円なら、ついでに買っちゃうかなぁ。
第1弾は、大人向けの「学び」がテーマ
・坂上忍氏『かけひきする勇気』
・中野信子氏『引き寄せる脳 遠ざける脳』
・穂積桜氏『睡眠レッスン』
144ページで、読み切れることを重視している点が特徴的出典:現代ビジネス(業界騒然!セブン⁻イレブンで「オリジナル新書」がスタートする理由 2019.09.29)
ダイソーのオリジナル書籍は2億冊以上の大人気!!
ダイソーは、全く別の視点から書籍で2億冊以上売っているというから、オドロキです!
知らなかった~!
ダイソーの書籍は、とても1冊100円とは思えないクオリティーの高さで、すごく実用的と評判!
100均の商品は、他もそうですが、とても100円とは思えないクオリティー。大量仕入れをベースに、現在はオリジナル企画の商品を大量生産することで、安くクオリティーの高い商品を提供しています。
子ども向けから大人向けまで、カバー範囲が広い!
子ども向けのおえかきシリーズやシールブック
大人向けのミニ辞書シリーズなど
ターゲットとニーズが明確に設定されているのが、わかります。企画の王道ですね!
大創出版、発行部数は、年間約1700万部、累計2億部!!
大創出版のHPは実にシンプル(http://www.daiso-syuppan.com/index.html)
本のラインナップを見ると、なるほど、これが売れる本か、と唸ってしまう。
書店にありそうでない企画。凄く実用的。さすがです!
ビジネス書関連では、こんな感じで、読みたくなるテーマがずらり
教養新書判シリーズ
1 人生を変える60の言葉
2 平常心
3 記憶に残す読書術
4 今すぐ身につく雑談力
5 アドラー心理学 もう悩まない! 人間関係を楽にするコツ
6 相手を操る 黒い心理術
7 ここが違う! 一流に育つしつけ
(2019/10/08現在)
http://www.daiso-syuppan.com/product/product01new-31.html
すでに2億部の実績は半端ないです!
今後も、独自路線で書店とはかぶらない書籍でばく進すること間違いなし。書籍というよりは、新たな紙メディアという感じですね。
書店も、色々実験できれば、可能性はまだまだあると思うのですが、こんな風に、実験する機会がないと、苦しいですね。トライ&エラーを繰り返せる環境が、新しいものを生み出す。ちょっと、視点を変えて見ると、面白いですね。
ではでは