「天気の子」はまた、批判されるのか? 新海誠監督の挑戦とは?

映画「天気の子」が話題になっています。

新海誠監督のアニメ作品、「君の名は。」から3年ぶりということでも期待しています!

天気を自由にコントロールできる不思議な力を持った少女が巻き起こす、様々なストーリー。

■ テーマは、異常気象!?

天気といえば、今気になるのは異常気象。どんどん激しくなるゲリラ豪雨、今年は長雨が続いていますね。毎年のように、かつてない、といった言葉が聞かれます。

仕方ないと諦めるのではなく、もし、天気をコントロールできたら、という発想の転換は、さすが新海誠監督の鋭い着眼点です。現代への鋭い問題提起とも言えますね。

■ 「君の名は。」を超える、批判を集める!?

3年前の「君の名は。」には多くの批判が集まったそうです。天災を無かったことにする物語。批判した人は、自然に対する人間の傲慢さを感じたのでしょうか。

新海誠監督の着眼点は、けっしてそういう小さいことでは無かった筈です。新海誠監督は悩み、考えに考え抜いて、今回出した結論は、「もっと批判される映画を作る」

批判されることで、世間から注目される。問題提起して、みんなに考える機会をつくって欲しい。そして、長く記憶に残り、人々の行動を変える力にしてほしい。そんな願いが込められているのではないでしょうか。

■ VUCAの時代を生き抜く、前提を疑う、という視点

天気は変えられないもの。という固定概念を外し、もし天気が自由にできたら。というぶっ飛んだ発想は、前提を疑うという重要な視点に気づかせてくれます。

前提を変えない限り、発想は広がらない。毎日同じことの繰り返しになってしまいます。

あえて、ありえない前提を立てて、今までにないストーリーを妄想してみる。

それは、VUCA時代を生き抜く、重要な発想転換なのではないかと思います。

明日、7月19日公開! どんなストーリーなのか、最後に残るメッセージは? とっても楽しみですね。



関連コンテンツ

シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

フォローする