【IoT】入門、身近なIoT家電機器の事例をわかりやすく解説するよ! センサーに囲まれる未来

こんばんは。元オタク少年のshigeです!

今日は、いまさら聞けない入門シリーズ。【IoT】入門編です。IoTとはそもそも何なのか? IoT家電って、どんなものがあるのか。そして、どんなメリットとデメリット、私たちへの影響はどうなるのか。など、素朴な疑問にお答えしていきます。

今や知らないでは済ませられないIoT。では、ちょっと新しい世界を見ていきましょう。



IoTとは? 何の略? 読み方は?

IoTとは「Internet of Things」の略。「アイ・オー・ティー」と読みます。そのまんまですね。真ん中の「o」は小文字です。「IOT」と書くのは間違い、ダメな人と思われちゃうので、書くときは注意しましょう。

IoTとはモノのインターネットと言われています。でも、それだけじゃ、何のことかわからないですよね。

インターネット(Internet)は元々、コンピュータ同士を繋ぐ技術、世界的なネットワークとして発達してきました。

IoTとは、インターネット(Internet)に、コンピュータ以外のモノが繋がった状態です。コンピュータじゃないものが繋がるところが新しいんです。では、コンピュータ以外のモノって、いったい何でしょうか?

IoTとインターネット(Internet)は、どう違うの? わかりやすく説明して!

コンピュータ以外のモノがインターネット(Internet)に繋がるのが、IoT

例えば、家電製品がインターネット(Internet)につながると、IoT家電と呼んだりします。家電もIoTの一種になるわけですね。

ちょっと変わったところでは、トイレ。IoTトイレというと、何のことかわからないですが、まあ、そういうものもありうると。机でも、ノートでも、何でもいいです。〇〇+IoTを想像してみてください。

インターネット(Internet)とは、世界中のコンピュータを繋ぐネットワーク

コンピュータ同士が繋がっているのが、従来のインターネット(Internet)です

IoTとは、コンピュータ以外のモノをインターネット(Internet)に繋げること。または、コンピュータ以外で、インターネット(Internet)に繋がるモノ自体を指します。



コンピュータ以外のというところがミソで、モノがインターネット(Internet)に繋がっているかどうかが、IoTと呼べるかどうかの分かれ目になります。

インターネット(Internet)に繋がるモノは、IoTデバイス(IoT Device, IoT機器)と呼ばれます。デバイスとは機器という意味です。ちょっとプロっぽい言い方ですね。モノより「デバイス」と言った方が、かっこいいでしょ。

まとめ
モノがインターネット(Internet)につながる = IoT
インターネット(Internet)につながるモノ自体 = IoTデバイス

IoTデバイスは、入力(センサー)と出力(アクチュエーター)を持つ

IoTデバイスの要素として、入力(センサー)と出力(アクチュエーター)があります。

今のところ、センサーだけを持つIoTが多いです。カメラやマイク、温度計、圧力センサーなど、外部の情報を取り入れるものが付いています。ボタンもセンサーの一種ですね。何らかの外部からの入力情報をインターネット経由で伝えます。

IoTとはセンサーがインターネット(Internet)に繋がったもの、という捉え方もできます。これは狭義(狭い意味)でのIoTですが、これだけ知っていれば、IoTについてウンチクを語れるようになります。さきほど、少し触れたトイレIoTは、トイレのドアが開いているか閉まっているかを、センサーで検知して、その情報をインターネットで送っています。地味ですね。いいんです。IoTは地味なんです。地味なIoTがたくさんつながると、凄いことになるんですけどね。



アクチュエーターというのは、モーターなどを使って動く部分です。例えば、電子ロック(鍵)を閉める、開ける、などの操作ができるのは、アクチュエーターと呼ぶモーター部分が動いていることになります。アクチュエーター以外の出力として、ディスプレイやスピーカーは従来からよく見かけますね。

入力(センサー)と出力(アクチュエーター)も持たないものは、厳密に言えばIoTとは呼ばないのですが、それでもIoTと呼ぶ人もいるので、注意が必要です。厳密な定義と、ゆるい定義があることは知っておきましょう。

まとめ
IoTデバイスには、入力(センサー)と出力(アクチュエーター)が付いている
入力(センサー)だけ、や
出力(アクチュエーター)だけ、もある

センサーがいっぱいインターネット(Internet)につながる IoTの未来

ということで、従来はコンピュータだけが繋がったインターネット(Internet)でしたが、今後、IoTの時代では膨大な数のセンサーがインターネット(Internet)につながる、ということになります。

どこまで許可するか、という問題はありますが、技術的には世界中のセンサーから集めた情報を元に、新しいサービスができる可能性があります。

ちょっと凄いことが起きそうな予感がします。あなたが持つ情報をインターネット(Internet)につなげるかどうか。その選択を迫られてるかもしれません。



IoTの事例

IoT家電

身近なIoTには、IoT家電があります。

テレビや冷蔵庫、エアコンなど、従来からある家電がインターネット(Internet)に繋がる。家の中でも、家の外からでも、自宅の家電を操作できます。

単に操作するだけなら、IoTではなく、インターネット家電と呼ばれます。今でも、IoTより、インターネット家電の方がなじみがあるかもしれません。

もう20年くらい前に、インターネットが使えるテレビというのがありました。インターネット・テレビ。私も仕事で関わっていましたが、全然売れなかったですね。当時は、電話線でインターネットにつないでいたので、電話代が高くつく。今みたいにインターネットでゲームするとか、とても怖くてできませんでした。IoTもインターネット常時接続が当たり前になったから実用になってるんですね。

IoT家電とインターネット家電の違いは、家電機器についているセンサー情報をインターネット(Internet)経由で扱えるかどうかが、鍵になります。例えば、冷蔵庫の中身を検出・管理して、〇〇が少なくなってきたから、Amazonに自動発注するとか。操作は以前からあるけど、センサーが付いているのが新しいトレンドです。

ただし、インターネット家電をIoT家電と呼ぶこともあります。厳密な定義はないので、言ったもの勝ちです。話題になれば売れるかもしれない、という下心。こうした混乱は仕方ないですね。インターネット家電をIoT家電と呼んでいる人を見つけても、指摘しないのが大人な対応。スマートな大人を演じるのが吉です。

一時期は、AIが流行って、AI家電というのもあったり。ファジー家電とか。色々流行がありますね。IoT家電は、名前は変わるかもしれませんが、今後も残り続けるでしょう。



スマホ(Smart Phone、スマートフォン)もIoT?

スマホ(Smart Phone、スマートフォン)やガラケーは、コンピュータの中に含めるかどうか、意見が分かれています。スマホもIoTの一種、IoTデバイスである、と言う人もいます。

スマホはコンピュータそのものですが、センサーを沢山持っています。カメラ、マイク、温度、明るさ、動きなど、様々な情報を捉えてインターネットにつなぐことができる、超高性能IoTデバイスに間違いありません。スマホにアプリを入れるだけで、色々なタイプのIoTデバイスに変身。普通にスマホとして使いながら、様々なサービスに情報提供する貴重なデバイスでもあるのです。

すでに、みなさんが持っているスマホも、アプリによっては位置情報を取られていたり、使っている状況をデータとして取られていたり、すでにIoTの役割を果たしています。気づかないだけで。ちょっと怖いけど、便利ですよね。

アプリ登録時に、どの情報を提供していいか、細かい字で注意書きが出て来るんですけど、読まないですよね。色々データを吸い上げられていることは知っておいた方がいいですよ。私は、位置情報やカメラの情報にアクセスしなくていいアプリは、頑なに拒否しています。




ハイテクIoT家電機器の事例を見てみよう

スマートスピーカー

Amazon EchoやGoogle Homeなど、スマートスピーカーは、IoT家電の代表例です。スマートスピーカーが家電なのかどうか、微妙ですが。

IoTの要素であるセンサーとして、家庭内の音、音声をインターネットにつないでいます。家庭内の温度や湿度も送っているかもしれませんね。

さらに、インターネットやクラウドで処理した結果を音声で知らせてくれる。この音声がアクチュエーターの働きをしています。

スマートスピーカーを使い始めると、すっごい便利!とか興奮している人もいますが、私はあえて使ってないです。だって、家の中の音や音声を全部吸い取られちゃうんですよ。悪用しないとわかっていても、気持ち悪いですよね。そういえば以前、Amazonの社員が、家庭内の会話を盗聴していた、というニュースが出ていました。研究の一環という言い訳でしたが、まあ、AIが聞いているか、人間が聞いているか、境目は曖昧です。

使わないときは電源を落とせるようにするとか、スイッチを付けてほしいです。スマートスピーカーにスイッチがないのは、基本的に盗聴されていることを意識させないためです。もう空気みたいな存在ですよね。私は、そうならないように、頑張ってます。ムダな抵抗かもしれませんが。

電子ロック(鍵、スマートキー、スマートロック)

家の外から鍵を開け閉めできたり、現在のカギの状態を見ることができる、電子ロックが登場しています。玄関の鍵の他、窓の鍵もあります。鍵のかけ忘れも、これでバッチリです。うっかり者のサザエさんも、大助かり!(何時代だ??)

私が使っているコワーキングスペースのドアは、この電子ロックなんですが、スマホで接続するのに時間がかかるんですよね。Bluetoothで接続して… あれ、認識しない!? とかドアの前でモタモタしていると、中の人が気づいてくれて、開けてくれたりします。もう少し、サクッと動いてくれると便利なんですけどね。

スマートカーテン

カーテンの開け閉めも、この派生商品です。朝起きる時間になったら、自動的にカーテンが開く。まあ、人が起きて、自分で開ければいいんですが、これは人間の進化が退化か、微妙なところです。

たとえば、これ。クラウドファンディングで大人気みたいです。値段も1万円前後と手ごろなのがいいですね。

SwitchBotカーテン
https://www.switchbot.jp/

私はいつまでも寝ていたいので、カーテンまで開けてくれなくていいです。すぐ壊れそうですし。モーターの音が、ジーとかしたら、それだけで目が覚めそうです。



照明のIoT(スマート電球)

照明がインターネット(Internet)につながった、スマート電球というものがあります。フィリップスのスマート電球(Philips Hue)が有名。こちらは、センサーではなく、スマホからインターネット(Internet)経由で、自由にコントロールできるのが特徴です。電球はIoTの出力デバイスということです。

電球のスイッチをON/OFFするだけでなく、明るさの調整や、色の調整も自由自在。雰囲気に合わせて、最適な照明に調節してくれます。いくつもある電球を微妙に調節して、いい雰囲気の色や明るさにできるみたいです。

スマート電球も私は使ったことないです。天井灯にリモコンが付いただけで、素晴らしい!と喜んでいるくらいなので。そもそも、照明に電球使いますか? 欧米では、部屋の照明に電球を使っていることが多いので、こういう製品の需要があると思うのですが。日本で使ってる人いるのかな? 我が家では、電球は廊下やトイレくらいかな。

まあ、天井灯がスマホでコントロールできて、さらにサービスと繋がると、面白いと思います。うちの家族は、寝落ちしてるのに天井灯がついたまま、ということがよくあるので。眠りについたら天井灯が自動的に消える、とか素敵ですね。今は、スマホで睡眠状態を検出できるので、スマホ+天井灯IoTでできそうです。どこまで、ものぐさになるのか…w

音楽再生できる、スピーカー内蔵のIoT照明もあります。光と音で、快適な空間演出です。一見、家の中でスマホと電球が通信しているように見えますが、実際はクラウドのどこかにあるセンターを経由して制御しています。もしかしたら、地球を一周して制御している、なんてこともあるでしょう。まあ、オタク以外には関係ない話ですけどね。




家電以外のIoTの面白い事例を見てみよう

トイレの空き情報が一目でわかるIoT

例えば、成田空港や小田急・新宿駅のトイレ空き情報がスマホで確認できるサービスが始まっています。限界状態でトイレに駆け込んだのに、満室でオワタ!?ということも防げます。

今は贅沢という感じですが、そのうち、IoT化されていないトイレはトイレじゃない、という時代も来そうです。トイレナビとかに発展するかもしれません。歩いている途中に「トイレが近くにありますが、いかがですか?今なら空いてますよ。」などと余計なお世話なメッセージが出るようになるかもしれませんね。妄想が広がります。

駐車場の空き情報もIoTで解決

駐車場でもIoTが大活躍。トイレと同様に、空き駐車場が一目でわかるし、混雑やトラブル状況もわかります。駐車場に設置したカメラとセンターを繋ぐことで、無人駐車場が有人駐車場に早変わり。高度なサービスが提供できるようになります。

データを蓄積することで、時間帯や曜日別の混雑具合がわかり、時間によって最適な料金設定も可能になります。

さらに、シェアカーにIoTを乗せると、完全無人のシェアカーサービスに展開できます。駐車場に止まっているシェアカーの空き状況が検索できて、その場で予約できる。サクッと乗れて、乗り捨て場所も色々あるとか。いいかも。

トイレIoTはバカにする人も、駐車場IoTは便利だなぁ、と思うことでしょう。

同じような技術なので、こういった横展開の視点で、見て見ると面白いですね。




製造業の工場にもIoTがいっぱい

工場でもIoTが活躍しています。従来から、自動化ラインと言って、ベルトコンベヤーの上を製品が流れていって、自動化ロボットが組立をするのが普通になっています。さらに、カメラやセンサーを配置して、製品の個数を数えたり、不良品を検出したりと、IoT風のデバイスが活躍中なんです。

工場IoTのポイントは、センサーで大量のデータを自動で集めること。モノの流れや滞留を見える化して、工場全体の改善、最適化を検討できるようになります。IoTデバイスが劇的に安くなったから、大量に配置できるようになったというわけです。

大量データを使って、トラブルや異常をいち早く検出することで、今まで気づかなかったような些細な変化も捉えることができるようになりました。人間も気づかないような細かな異常も見逃さずに見つけてくれるんです。文句を言わずにずっと見張ってくれる、頑張り屋さんのIoTデバイス。凄いですね。

Industory4.0(インダストリー4.0)と呼ぶ生産工程の高度化にもIoTが欠かせません。人手をかけず、より高度に、より高品質に、工場を進化させてくれるIoTに、注目が集まっています。

JINSのIoTメガネ「MEME」は、オフィスの生産性向上に活躍中

格安メガネで有名なJINSはただ安いだけではないんです。「MEME」というIoTメガネも開発しています。なんと、メガネをかけている人がどこを見ているか検出する、視線センサーが組み込まれています。

これを使って、人の集中度や、リラックス度を判断。オフィスの生産性向上に役立てようとするサービスが行われています。人間の状態を、センサーで読み取る。自然に装着するために、メガネの形なんですね。こういったさりげなさも、IoTの重要な要素です。

海外のIoT事例

Google「Nest」

Googleの「Nest」というIoTデバイスは、もともとNest社で開発していたものです。部屋の温度を一定にするサーモスタットの機能をハイテクIoTデバイスとして実現。エアコンをコントロールして、単に温度を一定にするだけでなく、体感温度を変えずにエネルギー消費を少なくしたり、人間が設定した温度設定自体を変更して、より快適な空間をつくれるなど、高度な機能がウリです。

「Nest」はサーモスタットからさらに進化して、家じゅうの家電を集中コントロールするデバイスとして進化中です。日本での発売予定はわからないのですが、ぜひ使ってみたいですね。




Amazon「Dash」

Amazon「Dash」は押しボタン型のIoTデバイス。洗剤がなくなったら、専用のボタンを一押し。それだけ、という単純な機能です。1つのボタンは、1つの製品購入の発注機能のみ、という割り切りが特徴。ボタンを押すと、商品が届くというわかりやすさから、ウケました。日本にも輸入されていたのですが、なぜか2019年2月に突然サービス終了を宣言。実際に、2019年8月31日には全サービスが終了してしまいました。わかりやすいIoT家電だったので、とっても残念です。

多分コスト的に合わなかったんだと思います。今なら、冷蔵庫に張り付けるタッチパネル式のデバイスをつくって、ボタン10個くらい付ければ、面白いかも。スマホと連動させれば、もっと安くできるんじゃないかな。発注ボタンだけじゃなくて、催促メールを出すとか、色々ボタンを押したくなる状況で、ストレス発散のためにも、ボタンを押しまくるIoTデバイスは欲しいです。オタク君はボタン押したいんですよ。ええ。

IoTとAIの意外な関係

IoTデバイスはセンサーを持っています。つまり、多くのIoTデバイスから、大量データを集めることができる。大量データは、AIの機械学習のためにとても大切な要素なんです。データを大量に集めることで、人間を超える凄いAI(人工知能)を育てることができる。

つまり、IoTで集めた大量データがAIの重要な要素になるんです。

GoogleやAmazonがスマートスピーカーをあんなに安く提供しているのも、膨大なデータを集めたいから。膨大なデータを使って、次世代のAI(人工知能)の学習に役立てようという狙いです。

IoTを見たら、ここで集めたデータはどこへ行くのか? ビジネスの観点からは、すごく気になるポイントです。その先には、黒幕がきっといることでしょう。無料で便利がサービスが使えるのは、将来的に大きなビジネスに利用しようとする、こういったカラクリがあるからなんですね。




5Gでさらに発展するIoT

携帯、スマホの通信は、現在4Gと呼ばれる規格が主流です。2020年からいよいよ5Gと呼ばれる次世代通信規格が実用化に入ります。5Gでは、以下のような特長があり、IoTにとって嬉しい機能、性能が満載なんです。

  • 超高速(4G/LTEの約100倍、10Gbpsクラス)
  • 超低遅延(4G/LTEの1/10以下、1ms程度)
  • 多数同時接続(4G/LTEの100倍以上、数万台の同時接続)

5Gでは、従来の通信で制約になっていたことが、ほぼ解決されると期待されています。とっても早くて、沢山のIoTデバイスを同時につなぐことができる。

もう、通信が遅いからできない、という言い訳が通用しなくなります。つまり、アイデアさえあれば、大抵のことは実現可能。アイデア勝負の時代ということです。

IoTの課題・問題点とは? セキュリティー問題の深刻さ

IoTのいい面ばかり見てきましたが、問題点、課題はあるのでしょうか?

セキュリティの問題

IoTの課題として深刻なのが、セキュリティの問題です。

IoTデバイスにはセンサーの他、インターネットに接続するために、小さいコンピュータが搭載されています。マイコンと呼ばれることもあります。

このコンピュータ部分にウイルスが入って悪さをする。ハッキングが問題になります。IoTデバイスは種類がとても多い。さらに、パソコンのようにウイルスチェックソフトが普及していないので、悪意を持った人が侵入しようとすると、簡単に入ることが出来る場合があります。一旦、侵入されて、コンピュータ部分が悪者に乗っ取られると、そのIoTデバイスを踏み台にして、インターネット経由で悪いことに利用されてしまう、という問題です。

IoTデバイスの所有者が犯罪者になるわけではないのですが、犯罪に加担してしまうということで、気持ちのいいものではありません。当然、IoTデバイスのメーカーは社会的責任として、こういった問題が起きないように一生懸命対策しています。でも、種類が多過ぎて、全てを完璧に対策するのが難しいというのが現実。

あるとき突然、問題が起きて、バッシングされる危険性があるのです。

プライバシー侵害の問題

IoTデバイスで集めた情報には、プライバシー(個人)情報が多く含まれます。例えば、スマートスピーカーで集めた家庭内の音声は、プライバシー情報満載。24時間盗聴されているかもしない、とすると、とても怖いですよね。

サービス契約として、集めた情報はサービスの本来の目的以外には使わないことになっている筈。筈ですが、ちゃんと契約書を読まないと、色々な目的で利用されているかもしれません。

また、セキュリティー事故で、プライバシー情報が外部に漏れることも考えられます。あまり考えすぎると、使えなくなっちゃいますが、可能性としては考えておいた方がいいでしょう。




相互接続性の問題

相互接続性とは難しい言い方ですが、IoTデバイスから、色々なサービスにつなぎかえることを簡単にしたいけど、なかなか難しいという問題です。IoTデバイスは、少なくとも1つのサービスで使えるように設計されていますが、他のサービスでも流用できるようにするには、色々難しい問題があるということです。

メーカーが違えば繋がらない、というのが普通です。

汎用的に使える接続方法について、標準化の動きもありますが、まだ発展途上。今後に、期待ですね。

色々見てきたIoT、いかがでしたでしょうか。

他にも知りたいことがあれば、コメント欄から質問してくださいね!

ではでは




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