最近、UFO(未確認飛行物体)の目撃動画が増えている。そんな気がするのは、私だけではないでしょう。大手のニュースメディアも盛んに取り上げてます。年末でザワザワした中で目立つのが目的でしょうか。年末特番でUFO特集とかあるかもしれません。そのくらい、UFOは今も昔も鉄板ネタです。
ちょっと科学的に見て、どうなの、と思うところがある。元オタク少年のshigeが解説いたします。
メディアで報道されるUFO(未確認飛行物体)情報が増えている!?
昔はここまで露骨に煽る記事は少なかったような気がするんですよね。中立的な報道ではなく、あくまで煽る記事。これなんかは、かなり大手らしからぬ書き方です。
光る物体の正体は、飛行機か? 流れ星か? それとも…。
12日午後6時半すぎ、福島・いわき市小名浜に設置された、FNNのカメラがとらえた映像。2019年最後となる満月を撮影中、偶然、光る謎の物体が映り込んだ。出典:フジテレビ系(FNN)
カメラがとらえた光る物体 夜空を超高速で移動 正体は?
スマホやドライブレコーダー(ドラレコ)で動画撮影が手軽に、UFOかもと思う人が増える現象
今までも、UFO目撃情報は多くありました。でも、自分が見た!というだけで証拠がないので、ふ~ん、とスルーされていた。
現在は、スマホでサッと動画に撮ることができる。さらに、ドライブレコーダー(ドラレコ)を付けた車が増えていて常時外の様子を撮影しているので、UFOっぽい動画が増えてきた。というのが背景にあるようです。
目撃情報より、写真。写真より動画。そりゃ、動画で見せられたら、なになに!?って食いつきますよね。
スーッと移動していくのは、UFOではなく、ほぼ「火球」
動画でも、スーッと移動していくのは、ほぼ「火球」と考えるのが自然です。移動する方向は様々。下から上に向かうこともあります。
火球、流れ星、隕石は、同じようなもの。大きいものが燃えるのが火球
流れ星は、隕石ほどの大きさではなくて数ミリや1ミリにも満たない小さな宇宙のごみ、塵が地球の大気圏に突入して光っている。燃えている現象。
落ちて来るものが隕石のようにある程度の大きさになると、火球と呼ばれる。少し長い間光る。
燃え尽きずに落ちて来るのが、隕石。たまに、隕石落下のニュースもありますね。
全部、宇宙から降って来るという点では、同じです。サイズが違うだけ。大きければ、長く光る。燃え尽きずに落ちて来ることもある。まあ、ほとんど見ないと思うけど。
shigeは流星群のときに、何個か流れ星を見たくらい。たまたま1000mくらいの山の山頂付近にいたので、良く見えました。多分、今でも毎晩どこかで流れ星は発生している筈ですが。空気が綺麗で、暗い場所でないと見つけにくいです。
途中で方向が変わったり、明るさが変化、分裂するのは、隕石が割れたため!?
ビデオに撮影された光る物体が、途中で方向転換したり、分裂したり。明るさが変化したり。これは、どう見ても流れ星ではない!! ってことは、UFO?というのは、ちょっと知識が足りない。
隕石が落ちてきて燃えるときに、熱で隕石ば分解することは十分に考えられる。
明るさの変化も、隕石の形状が変わるため。形が変わると、空気抵抗が変わる。光の強さも変化するんです。
方向も、下から上に向かって飛んでいくように見えることもあります。かなり高い高度で動いているので、地上から見ると上も下も関係ないです。どの方向に飛んでいくかは、見ている人の位置で決まります。
火球の目撃情報
目撃情報をネットでシェアするサイトもあります。結構な数の投稿が見つかりますね。いろんなところで、見られているということ。
流星・火球・隕石の掲示板
https://www.web-nms.com/%E6%8E%B2%E7%A4%BA%E6%9D%BF/
UFOと信じるかどうかは、あなたしだい
信じたい人は、信じていいです。個人の考え方は自由なので。でも、周りの人が信じるかどうかも、その人しだいです。あまり、押し付けない方がいいですよね。
UFOの可能性は低いとだけ知っておけばOK。火球は数日に1回程度発生しているとか。現象自体は、それほど珍しいことではないけど、見つけたら興奮しますよね。そういうものです。内輪で盛り上がるには、ちょうどいいんじゃないでしょうか。
てなことで。火球も、最近はメジャーになってきました。
では~